女の子が生まれて「初節句」を迎え、厄災から守り幸せに元気に育って欲しいという願いを込めて購入したひな人形の今後考えました。
少し前は、女の子が結婚しタイミングでしたが、今は、現在は一人前の女性として成長された場合に、ひな人形のお守りとしての役目が終わったとされています。
そうですね、女の子がが自立したころが、手放す時期になりそうですね。
ひな人形を手放す方法については、いろいろな選択肢があります。
買取、お寺での供養、回収業者、リサイクル、自治体などお願いし処分するなどの選択肢があります。
地方の由緒ある一族では、
代々のひな人形を引き継ぐ風習も見られます
雛人形の大切さと手放す時のポイント
ひな人形は、日本の伝統的なお祝いのシンボルで、女の子の成長と幸せを願う特別な存在ですよね。
初節句を迎える女の子にとっては、ひな人形は家族や親族からの愛情と祝福の象徴として贈られることが多いです。
その美しさや繊細さからも分かるように、ひな人形は丁寧に作られた芸術作品といえますね、そして代々受け継がれる大切な家族の宝物でもあります。
とはいえ、ひな人形はあくまで成長のシンボルであり、時が経つにつれて手放す時がやってくるのも必然でしょう。
女の子が成長とともに、自立し成人となる時、
ひな人形はその役目を終えるという考え方なんだね。
手放す時の重要性を理解することも、
ひな人形の意味と価値を深く味わう上で
けっこう重要なポイントだと思うよ。
家庭によっては、先祖代々のひな人形があるお宅もありますが、昨今の住宅事情もあり、手放す方が増えてきているのも事実です。
手放すことは、女の子の成長と自立の象徴とも言えるのではないでしょうか。
ひな人形は、厄災から守り幸せに育ってほしいという願いが込められていますが、その目的を果たし、女性として一人前に成長した時点で、ひな人形の役目は終わると考えると、手放すことは、過去の幼少期から未来への一歩として、新たな人生のステージに進むための重要な儀式とも考えられるかもしれません。
ひな人形への感謝と敬意を示すことで、
成長に感謝しつつ大切な思い出として心に残せるといいですね。
次の章では、ひな人形を手放す際の選択肢や供養方法、費用について詳しくご紹介します。手放す時の処分方法について正しい選択をすることで、ひな人形の価値と伝統を尊重し、女の子の成長と幸せを祝福することができます。
買取業者・回収業者&リサイクルショップへお願いすることも
手放す方法の一つ目は、買取の専門業者や回収業者やリサイクルショップに依頼することです。
最近は、買い取り業者も電話一本で見積もりに来てくれるところも多く、買い取り業者が買った先で誰かの手元に届くと思うと、気楽にお願いできそうです。
ネットや、お近くで出張買取業者を探してみると、意外と沢山出てきます。出張でも自宅で無料査定をしてもらえます。
ガラス入り、段飾りのひな人形は、なかなか持ち込むのは大変ですよね。
また、段飾りのひな人形など、大がかりなひな人形は出張して引き取ってもらえるのはとても助かりますね。
ブランドが作成したひな人形には、高値が付くことも多いみたいだよ!
一度査定をしてもらうのも良さそうでだね
そうは言っても、
思い出の詰まったひな人形だから思い入れもあるし。。。
査定価格が購入価格と見合わない!
なんてこともありそうだね(汗)
そのための「査定」だからね。
いくつかのお店に連絡をして納得のいく形をとられると良いと思うよ。
確かに!
いくつかのお店に値段を出してもらって、
納得のいくお店にお願いすると良いんだね。
買った店舗で引き取ってもらう場合
次は、ひな人形を買った店舗で引き取ってもらう、です。
ひな人形を購入したお店が分かっていたら、購入先で処分の方法を聞いてみてもいいでしょう。
百貨店や代理店などで購入した際は、もしかしたら引取り処分ができないところもあると思いますが、その際は処分してくれるところを聞くこともできます。
ブランドのひな人形や職人さんが作ってくださったひな人形だと、元の会社に連絡してみるのも一つの方法です。
また、7段飾りを3段飾り位のものにしたいとか、人形の数を減らしたい。
あるいは、本当のところは手放したくなくて、でも損傷が激しくて。。。と言う場合は、修繕をお願いすることもできますね。
神社やお寺でご供養をしてもらえる?
お雛様を処分する三つ目の方法は、神社やお寺で供養していただく方法です。
ひな人形供養は、神社やお寺でも供養して頂けることが多くあります。お寺では、「人形供養」をサービスとして行っていることがあります。
初詣で行く氏神様の神社や菩提寺のあるお寺さんへ相談してみるとよいでしょう。
なにより、お寺さんや神社に依頼できる方は安心ですね。
お寺や神社で供養していただく時は、場合によっては、ひな人形を直接もち込む場合と、郵送でも受け付けて頂ける時もあります。
郵送の場合は、梱包が大変かもしれませんが、わざわざ遠方まで運ぶことを思うと、郵送と言う手段があることは助かると思います。
お寺や神社で供養をしていただくときは、お人形だけを供養してくれる場合と、装飾品については要相談という場合があります。
装飾品、雛飾りや雛壇などは受付ない場合あるので、
事前に装飾品の事や処分方法についても確認をしておくと良いさそうですね。
引き取ってもらえなかった装飾品は、
家庭ごみで分別して処分すると良いそうです。
段飾りの場合は、粗大ごみになってしまうこともあります。
また、ガラスケースのサイズによっては、普通の家庭ごみでは難しいこともありますね。
お雛様のサイズによって異なるので、詳しく相談してみましょう。
お寺や神社で供養していただく場合でも費用は掛かります。こちらも、お寺や神社さんによって相場があります。
直接持ち込む場合と、郵送の場合、あるいは人形の数によっても値段が変わってくるので、費用についても事前に相談してみるといいですね。
神社やお寺で供養していただくときは、相場として1体につき500円から3,000円となっています。
箱で持ち込んで供養していただく場合は、3,000円から5,000円くらいで、段ボールの大きさによっても料金が変わるようです。
費用に関してもそうですが、どのように持ち込みをすればよいのかなども、電話で相談する方が、気楽に相談できるので、まずは事前に電話連絡して相場を伺うのが良いでしょう。
費用を少しでも抑えたい場合、共同供養の日もあるようです。
また、大手の人形メーカーでは、人形供養もあるようです。
一度確認してください。
日本人形協会に依頼する場合の料金とやり方
お雛様の処分方法の四つ目は、『一般社団法人 日本人形協会』で供養の代行サービスがあります。
サービスは、残念ながら不要となった雛人形を受け付け頂いてます。
東京大神宮では毎年10月頃に行われます「人形感謝祭」供養で祀って頂けます。
他にも、人形感謝祭は、京都はもちろん名古屋や東京が開催日が多いですが、広島や九州・福岡でも行われていて、毎年の春夏は5月~6月頃、秋冬は10月から11月にかけて各地で開催されています。
依頼すると、専用のキットが送付れてきます。
キットの説明に従って、ひな人形を梱包して日本人形協会宛に郵送します。
梱包の箱は自分で用意しなくてはいけないのが、買取業者さんとは異なりますが、箱が二つになっても連絡すればキットをもう一つ送っていただけます。
供養された後の人形は、全て分別して焼却されているそうで、先方で供養から処分までしてくれるので、安心ですね。
料金は、1箱5000円なので、1箱に入れば頑張って入れるようにするといいですね。
料金の振込用紙がありますが、郵便振替のみで、コンビニ払いがないのがちょっと面倒臭く感じるかもしれません。
ビッグ雛祭りに寄付する方法と料金
最後の五つ目は、「寄付する」です。
各地で開催されている、「ビッグひな祭り」にお願いするのは、いかがでしょうか?
寄付なら、良心の呵責に苛まれることもありませんし、誰かのためになるという意味からも、「処分」という響きからも解放されます。
気持ちの問題ではありますが。
徳島県の勝浦町で、ビッグひな祭りが開催されていました。
ひな人形の供養イベント(和歌山・長野・埼玉)
他の地区でも、同種のイベントがあります。
- 和歌山県 / 南紀勝浦ひなめぐり
- 長野県 / 信州須坂 しあわせ雛祭り
- 埼玉県 / 鴻巣びっくりひな祭り
各地域で、いろんなお雛様にまつわる名前をつけて、イベントが開催されていますね。それぞれ、ひな人形を寄付することができます。
突然の持ち込みは、やはりダメみたいで、電話で事前予約してから受付が可能です。
開催される前年の4月から10月頃に募集しています、ちょうど、ひな祭りが3月3日なので、最後に出した後に片付けも兼ねて郵送するのも良さそうです。
寄付と言っても、場所によっては、整理・保管料がかかる場合があります。
電話で予約の時に確認してみるとよさそうです。こちらも、安心できる処分方法のひとつですね。ちなみに、徳島では供養料が5,000円と出ていました。料金は、変動する可能性がありますが、ご参考まで。
持参したひな人形は、供養されて展示にまわされます。
いつまでも沢山の人の目に留まって、楽しんでもらえます。イベント会場の中心には、約3万体のひな人形が豪華に飾られて圧巻です。
東京近くでひな人形を供養してくれるところはある?神社仏閣3選!
東京の近隣でも人形供養をしてくれる神社やお寺があります。いくつかご紹介しておきますね。
お近くの神社仏閣が見つかると良いですね。
ご自宅の近くに無くても、郵送で対応してくれるところもあるので、ご参考いただけると幸いです。
ここでは3社ほどご紹介しますが、東京も広いので、お近くの神社やお寺で人形を供養してくれるところがあるかもしれないので、まずは問い合わせてみることをおすすめします。
明治神宮
明治神宮では、日にちを決めて「人形感謝祭」という行事が行われます。
2023年(令和5年)は10月15日(日)朝9時から午後3時まで、明治神宮の本殿で執り行われます。
雨が降っても決行!
コロナの影響もあるので、ホームページか音声ガイドの電話(03-3861-8891)で確認が必要です。
こちらは、明治神宮に持参する形となります。受付は3蜜を避けて行われるので、マスク着用が必要。
日本人形協会が後援となっている、平成元年に始まった行事です。
持参したお人形は、本殿の回廊に飾られて、お祓いが行われる予定となっています。
祭典もとても荘厳なので、是非、足を運んでみたいところです。
田無神社
田無神社(たなしじんじゃ)では、毎年8月に「人形感謝祭」が行われます。
2023年(令和5年)は8月6日(日)に行われます。
事前予約が必要で、予約の受付期間は7月29日(土)から8月5日(土)までです。前日まで受け付けて貰えるのですね。
当日は、受付が午前9時から午後1時45分までとなっていて、事前受付の時間も全ての日付で朝9時から午後5時までとなっています。
こちらでは、ひな人形だけでなく、五月人形やこけし、ぬいぐるみ・かぶとやよろいの人形などもお祓いしてもらえるので、検討されている方は連絡してみると良いですね。
台座などの取り外せるものは全て取り外して、人形のみの持ち込みとなります。
初穂料は5000円です。
田無神社社務所の住所:東京都西東京市田無町3-7-4
電話番号:042-461-4442 FAX:042-467-9236
分からないことがあれば、社務所に電話してみるとよいですね。
本寿院
- 住所:東京都大田区南馬込1-16-2
- 人形供養係の電話番号: 03-3772-8889
人形供養だけでなく、仏壇や遺品の供養もしてくれる、お寺になります。
ご供養する場合は、まずは電話で詳しく聞いてみると良いですね。申込み書が送付されるので、必要項目を記入して供養のお品と一緒に郵送します。
供養に参列することもできるので、「参列する・参列しない」を明記すると良いでしょう。
ひな人形を手放す時の処分方法まとめ
感謝を込めて供養するために、大切なお雛様を手放す方法をご説明させていただきました。
雛人形の大切さと手放す方法5つ
- 買取業者・回収業者&リサイクルショップへお願いする
- 買った店舗で引き取ってもらう
- 神社やお寺でご供養をしてもらう
- 日本人形協会に依頼する
- ビッグ雛祭りに寄付する
おひな様をお飾りして女の子の健やかな成長と幸せを願いますので、家族の思いもしっかりつまっているひな人形。
昔からの風習としておひな様は身代わりとして厄を払ったり病気を防いだりという意味合いがありましたので、そういう想いから、なかなか手放すことが難しく感じる方が殆どかもしれません。
を終えたおひなをお譲り、処分する前には、感謝を込めてもう一度お飾りしてみてください。
多分と懐かしいうれいいおひな様の思い出がよみがえってくると思います。
ご供養の気持ちであったり、譲渡前の確認をしてみてください。
また、ひな人形を処分に対し、必要以上に気負う必要はありません。
「大切にしてきた雛人形だから、処分も丁寧に…」と感じて頂けければ幸いです。
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